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●感動のあとの痛み
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昨日は、千葉県の旭市まで車で出掛けたのですが、その途中、匝瑳市(そうさし)という地域を通り抜けていくんです。実は、市役所前でチューリップ祭りをやっていまして、色鮮やかなチューリップが、たくさん咲いていましたねぇ。その美しさにたいへん感動しました。
でも、なぜか販売していない・・・。
さて、本日のお話は、“制限”で進めたいと思います。
せっかく感動的なお話でスタートしたのに、心苦しい限りではありますが、実は、思い出すたびに心が痛み、涙が溢れてくる電話相談をいただきました。 |
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【Question.】
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1年ほど前にダイエットに一念奮起し、ちょっと無理がある自己流ダイエット、食事制限で2ヶ月間に11kgほど落としました。しかし、喜びとは裏腹に、過食嘔吐を頻繁に繰り返すことが多く、さらに、ちょっと食べただけでも体重が増えて自己嫌悪・・・。巷では2ヶ月間10kg減は五萬とあるのに、なぜこんなにひどくなってしまったのでしょうか?
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●心と頑張りの力
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という内容でした。
電話相談の方は20代前半の女性でありますが、「あんなふうに痩せてキレイになりたい。人生もう一度生まれ変わりたい。」という強い憧れがダイエットのきっかけになったとのことです。
ただ、2ヶ月間に11kgの減量は、たいへん驚異的ですね。直接お話させていただいても、真面目や真剣さ、負けず嫌い、バイタリティがひしひしと伝わってまいります。ですから成功の秘訣はちゃんと持っているんです。
では、なぜこんなふうになってしまったのか?
実は、“十分と思える頑張りを通り越してしまった”んです。いわゆる、頑張りや力が入りすぎちゃった・・・。
ダイエットを頑張っている方にとって、“期間、数字、容姿”には、やっぱり弱い・・・。インターネットや雑誌・媒体、TVショッピングなどで、「いまはこんなに痩せてキレイになりました!」なんて、耳にしたり目にすると、「自分だって・・・。」という気持ちが湧いてくるものです。
やる気や勇気が湧いてきたり、モチベーションアップという点では、たいへんよいことでありますが、実は当協会8年の統計で、相談者のケースを引き起こしやすい特徴がわかってきました。
まず、同じダイエットでも、健康的な食生活に改めるために食事の見直しを心掛けたり、アルコールや間食の摂り過ぎに注意したり、効果的に痩せるために栄養バランスや摂取カロリーのコントロール専念したり、ダイエット食品やサプリメントを活用するなど、食事コントロールの方法は、さまざまと思います。 |
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●持ってしまいがちな禁欲的(Stoic)要素
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ただ、“禁欲的(Stoic)要素の強いものが入り込んでくるダイエット”ほど、たいへん気をつけたい。
禁欲的要素とは?そこに含まれる考え方や特徴として、下記のことが多いですね。
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○高カロリーものは太るから食べてはいけない。食べるから太る。
○摂取カロリーを低くすればするほど痩せる。基本の考えである。
○体とのコミュニケーション、健康的な減量、栄養バランスなどは、おおげさな問題に感じる。人間は何とかなるもの。問題が少ないと思う。
○極端な食事制限・我慢には自信がある。痩せるためにすべきである。 |
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こういった特徴がたいへん目立っておりますが、実は、相談者の方もほぼそうですね。そして、2ヶ月間の頑張りによって、11kg減のダイエットに成功されましたが、問題となるのは痩せたあと・・・。 |
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●禁欲的(Stoic)要素が引き起こす、いろいろな心身負担
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実は、“いろいろな形で心身にシワ寄せが襲う。”ことが少なくない。
まず、“食の役割”という原点から考える必要がありますねぇ。食は人間が生きていくうえで大切な衣食住に入るくらいです。だから食べ物の恨みは怖い。
そこには、“体の健康を維持するだけのいろいろな栄養”、“体を元気よく活動させるためのエネルギー(熱量)”、“食そのものの美味しさ、彩り、楽しみ。”などがワンセットになっております。これが満たされるからこそ、心身ともに健康で清々しく、楽しく生きることができる。
また、いくら私達に自覚がなかったとしても、体が求めている必要最低限の分というのがちゃんとあるんです。
しかし、痩せたい一心で体が求めている必要最低限以下に食を削り続けると、まず、“いままで削った分の反動が、突発的なむちゃ食い、過食として一気にあらわれやすい。”
急激な体重、体脂肪減からレプチンの働きや飢餓反応により、食欲増進することはもちろんのこと、無理な制限癖によって食を司る脳の判断が混乱しやすくなります。
テーブルの上に置いてある食べ物を見て、「食べたい」という自然な欲求があっても、「食べてはいけない。」と制限する。
いわゆる“食べたいという本性があるのに、食べてはいけない。”実は、体・脳から見れば支離滅裂で不自然・・・。もちろんこれがなくては食事制限になりませんが(^^)。ただ、この不自然さが極まって度を越してしまうと、正常な食行動ができなくなってしまう危険性があります。
あらゆるストレスの中で、とくにダイエットに強くあらわれるのは、こういった理由の一つでもあります。
ちなみに、街中で美味しそうな食べ物を目にして「食べたい!」と思っても、お金がなくて食べられない・・・。このケースでは“食欲と意思が同時方向”であるから衝突・混乱が起きない。ですから同じ食べられないでも、まだマシなんです。
それから、体の各機能を正常に働かせるためには、体が求めるだけの栄養を摂取する必要がありますが、食事の減らし方によっては栄養バランスがメチャクチャになってしまい、体に必要な栄養素が乏しくなってしまうことがあります。
こうなると、体の代謝が衰えるだけではなく、熱量の宝である筋肉がドンドン減少して基礎代謝が低下。ホルモンバランスの乱れ、浮腫み、冷え、生理不順、貧血、そのほかさまざまな体調不良の原因にもなります。さらに不用意なイライラや、精神状態が不安定になるなど・・・。 |
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●基礎代謝がどんどん低下、摂食障害の入口にも。
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さらに、“摂取カロリーを低くすればするほど脂肪が燃える”という考えが、いまだに根強く残っておりますが、とても大切なことなのでしっかりと習得していただきたい思いでいっぱいです。
まず、体にたまった脂肪を減少させるために、ポイント・基点となるのが実は、
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【体が消費するエネルギー】
○基礎代謝=50〜60%
○運動(活動代謝、生活活動強度とも言う)=25〜30%
○摂取熱(食物を消化吸収に使われるエネルギー)=5〜10%
○条件熱(褐色脂肪細胞の生産熱)=5〜10% |
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いままで摂り過ぎていた摂取カロリーを減らすことにより、体に残るべき脂肪が少なくなっていきますが、これは“摂取カロリーと、【体が消費するエネルギー】の幅が縮まる”からです。
そこで、“体が消費するエネルギー”を極端に下げずに引っ張り上げている源は何か?というと、実は、食物のエネルギーなんです。
いわゆる、いつも口にしている摂取カロリーによって体に活力が得られ、“体が消費するエネルギー”が保たれる。
しかし、極端なカロリー減を続けた場合はどうなるか?食べないと元気が出ない私達のように、体の活力が衰えてしまいます。自ずと“体が消費するエネルギー”も低下して、こんどはムダな消費をなくすために、その摂取カロリーに体が合わせようとするんです。
ですから、無理のある食事制限をして体重が落ちないから、さらに摂取カロリーを下げると、同時に“体が消費するエネルギー”も下がる。何度も摂取カロリーを下げ続けると、こんどは摂食障害への入り口が近くなってきたり、ここまでくると身が持たない・・・。 |
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●肩ひじを張り過ぎない、“自然さがあるダイエット”も大切
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このように、禁欲的要素の強いものが入ってくるダイエットでは、“食に対する感覚をおかしくさせたり、体調の悪化、体が消費するエネルギーを逆に下げてしまう。”など、3つの危険性が潜んでいることをおわかりいただけたと思います。
ダイエットしているつもりが、いつしかダイエットできない体になっちゃう・・・。
人間という生き物は、結果を急ぐという癖の持ち主でもありますが、これがアダになって、気付かずとも体とのコミュニケーションを無視しやすい・・・。しかし、これでは一生共にする大切な体に対して申し訳ないんです。
いまは無理のない体とのコミュニケーションがとれたダイエットができていても、突然、一身上の都合でダイエットを急ぎたい気持ちが強くなるときが、少なからずあるかもしれません。
ですから「私は例外である。」というのは、まずあり得ない。
もし、そういうときに直面したときは、「そういえば、改善協会の若僧兄ちゃんが、あんなこと言ってたけなー。」と、よく思い出し(^^)、一生共にしていく健康と命だけは決して削らない、ダイエットを心掛けていただきたいと心から念願しております。
ダイエットも“自然さがあるから、健康的で自然な自分を築くことができる。”こういったことを念頭に頑張っていきましょう! |
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